日本語支援

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日本語支援

日本語支援は、教科学習や学校生活に必要な日本語理解を支えることを目的として実施しています。

教科書等に用いられる語彙や文章表現の理解を中心に、生徒の日本語力に応じた支援を行っています。

具体的には生徒に合わせ、主に「入り込み支援」「取り出し支援」「オンライン日本語クラス」を行っています。

○ 支援の具体的な取り組み

  • 教科書や授業プリントに出てくる語彙の確認、ルビ振り、意味の補足
  • 授業中の指示や課題内容の理解確認
  • 生徒の理解度に応じた口頭での説明や確認
  • 提出課題サポート(提出物の確認・促し)
  • 教科の単語の多言語リスト作成
  • 試験のサポート、別室試験対応
  • 学校公文書の翻訳

補助教材補助教材

入り込み支援

支援員が授業に入り、生徒が授業を理解しているかを確認しながら支援をします。 面談を実施し、学校側と調整を図り、支援に入る教科を決定します。支援のスタイルは、生徒のすぐ隣に座っての支援や、教室の後ろから見守りながらの支援など、生徒や先生方の要望に応じて行っております。

○ 入り込み支援 実施校

横スクロールで表が確認出来ます。

実施校 生徒数 実施
科目
嘉手納高校 4名 現代の国語、言語文化、国語基礎、歴史総合、生物基礎、保健
中部商業高校 6名 現代の国語、現代の国語(追試の支援)、言語文化、文学国語、英語コミュニケーションⅡ、中国語Ⅰ、歴史総合、郷土の歴史、公共、数学A、数学Ⅰ、化学基礎、科学と人間生活、家庭総合、保健、保育基礎、簿記、マーケティング、ビジネス・コミュニケーション、ビジネス基礎、ビジネス法規、情報処理、学年集会、はじめの一歩(進路支援)
泊高校 5名 現代の国語、言語文化、表現基礎、公共、地理総合、歴史総合、数学A、生物基礎、化学基礎、保健、保育基礎、フードデザイン、情報処理、情報Ⅰ
石川高校 1名 国語、地理総合、歴史総合、数学基礎、物理基礎、家庭科総合、保健
具志川商業高校 1名 論理国語、公共
中部農林高校 4名 言語文化、地理総合、公共、数学、家庭総合、生物、科学と人間生活、情報、農業、農業と環境
美里工業高校 1名 言語文化、歴史総合、科学と人間生活
沖縄工業高校 2名 現代の国語、沖縄の歴史、公共
豊見城高校 2名 現代の国語、歴史総合、放課後支援
知念高校 1名 論理国語、古典探究、地理総合、政治・経済、物理基礎
南風原高校 1名 現代の国語/言語文化、公共、化学基礎、情報Ⅰ
那覇みらい支援学校 1名 国語、社会、数学、理科、情報、音楽、自立活動
大平特別支援学校 3名 理科、英語、美術、道徳、特別活動

~入り込み支援の教科について~

入り込み支援において生徒からの要望が多かった教科は、国語表現や現代の国語などの国語科の教科が最も多く、次いで公共や歴史総合などの社会科の教科が挙げられます。
これは、生徒が教科内容そのもの以前に、 教科書やプリントに用いられる語彙や文章表現の理解に課題を抱えることが多いためであると考えられます。特に国語系教科は、他教科の学習理解の土台となることから、支援の必要性が高い傾向が見られます。

取り出し支援

個別の支援が必要な生徒には、放課後などの時間を使って取り出し支援を行っています。
授業を理解するために必要な日本語を学んだり、授業でわからなかったことを聞いたりと生徒によって支援は異なります。放課後の取り出し支援以外にも夏休みなどの長期休みに必要な日本語力をつけるために個別で課題(宿題)に取り組んでいる生徒もいます。 

○ 放課後支援

実施校:12校 対象生徒18名

知念高校(1 名)、嘉手納高校(1 名)、石川高校(2 名)、中部商業高校(1 名)、具志川商業高校(1 名)、中部農林高校(3 名)、宜野湾高校(2 名)、沖縄工業高校(1 名)、美里工業高校(1 名)、泊高校(1 名)、豊見城高校(2 名)、那覇みらい支援学校(1 名)

【担当支援員の声】

お話しすると癒されると先生方からも評判の生徒Yさん。
あるとき「『細い』の反対は?」の問題に「デカい」と回答。思わず笑ってしまいました。
「その言葉は友達に使います。先生には使わないよ」と伝えると「えー知らなかった」と心底びっくりした表情。彼女の素直な性格とリラックスできる取り出しの時間は日本語力の向上にとても大切だと感じました。

支援風景支援の様子

オンライン支援

オンライン支援は、生徒のニーズに応じて、曜日や支援内容を調整しながら実施しています。
例えば、話題のニュースを題材にグループに分かれて話し合い、感想を述べ合う活動や、慣用句の学習などを行っています。
生徒同士の協働的な学びを意識した支援を行い、日本語の学習にとどまらず、自分の考えを整理し、意見を述べる力を育むことを重視しています。

担当支援員:6名
参加生徒:7名

【オンラインクラスの一コマ】

生徒4 人と支援員2 人で、夕食やおやつを食べながら、リラックスした雰囲気の中で活動を行いました。この日は、説明を聞いて図形を描くゲームに挑戦しました。 順番に自分の画像を言葉で説明し、他の人はその話を聞きながら絵を描き、最後に答え合わせをしました。「難しいよ」「これって日本語で何て言うの?」と声が上がる場面もあり、笑いの絶えない和やかな時間となりました。 言葉の伝え方や聞き方の大切さを感じながら、楽しんで参加する様子が見られました。

支援風景支援の様子