入り込み支援

支援員が授業に入り、生徒が授業を理解しているかを確認しながら支援をします。生徒にどの授業に入ってほしいか希望を聞き、学校の日本語支援担当者や担任、教科担任と相談し、支援に入る授業を決めています。
また、生徒のすぐ隣に座って支援する場合や、教室の後ろに立って見守りながら必要に応じて支援する場合など、生徒や教科担当の先生方の要望に合わせた支援を行っています。 生徒から、「授業で困ったときにすぐに(支援員に)聞けるからいい」という声をもらいました。

○ 入り込み支援 実施校

横スクロールで表が確認出来ます。

実施校 対象
生徒
実施
科目
嘉手納高校 5名 論理国語、地理探求、国語表現、生物基礎、現代の国語、言語文化、ビジネス基礎、国語基礎、総合的な探求の時間、家庭科、歴史総合、SST(Social Study Training)、活用数学、情報Ⅰ
中部商業高校 7名 言語文化、国語基礎、文学国語、郷土の歴史、地理総合、歴史総合、科学と人間生活、生物、化学、ビジネス基礎、ビジネスコミュニケーション、マーケティング、観光ビジネス、商品開発と流通、家庭総合、保健体育
泊高校 5名 歴史総合、現代の国語、言語文化、地理総合、情報処理、国語基礎、表現基礎、保育基礎、化学基礎、生物基礎、マルチメディア、服飾手芸、保健、家庭基礎
沖縄工業高校 2名 言語文化、地理総合、生活教養
中部農林高校 2名 言語文化、公共、科学と人間生活、数学Ⅰ、農業と環境
知念高校 1名 歴史総合、公共、現代の国語、言語文化
真和志高校 1名 数学Ⅰ、情報Ⅰ、保健、英語コミュニケーションⅠ
宮古総合実業高校 1名 生物基礎、現代の国語、総合実習、船用機関、機械設計、電気理論
北中城高校 1名 論理国語、地理探求、倫理
石川高校 1名 歴史総合、地理総合、数学基礎、国語、家庭科総合、物理基礎、保健
具志川商業高校 1名 地理総合、情報処理、簿記、現代国語、言語文化、数学Ⅰ
宜野湾高校 1名 現代の国語、歴史総合、科学と人間生活、情報処理、言語文化、保健体育
美里工業高校 1名 言語文化、歴史総合、科学と人間生活、機械工作、保健体育

○ 入り込み支援の具体的な取り組み

  • 教科書・授業プリントのルビ振り
  • 資料の多言語化
  • 学校行事予定表の多言語化
  • 提出課題サポート
  • 教科の単語の多言語リスト作成
  • 別室試験対応
  • 試験の立ち合い
  • 新学期オリエンテーション資料の翻訳
  • 提出物の確認・促し 他

取り出し支援

必要な生徒には、放課後を使って取り出し支援を行っています。授業を理解するために必要な日本語を学んだり、授業でわからなかったことを聞いたりと生徒によって支援は異なります。 放課後の取り出し支援を受けていなくても、必要な日本語力をつけるために個別で課題(宿題)に取り組んでいる生徒もいます。

○ 放課後支援

実施校:10校 対象生徒19名

知念高校、沖縄工業高校、嘉手納高校、北中城高校、石川高校、具志川商業高校、中部商業高校、中部農林高校、宜野湾高校、美里高校

【担当支援員の声】

担当生徒Aさんは、とても賢く、ポテンシャルが高いです。一緒に考え、時にはクイズ形式で、楽しく放課後の補習をしています。社会や国語の内容で、難しい語彙がある時には、生徒Aの母語ポルトガル語でひと言うと、「あ!これだね!」と、すぐに理解します。また、私が知らない言葉 を生徒Aさんが知っていて、教えてくれることもあります。
国語「羅生門」の内容を一緒に勉強した時には、最後まで内容を理解した後に、Aさんは「私は、もっといいエンディングが書ける!」とコメントしました。
Aさんの学ぶ力とユニークな視点に大笑いすることもたびたびあります。あっという間に時間が過ぎ、いつも楽しい放課後の時間です。

支援風景

オンライン日本語クラス

授業で出てくることばは、「三平方の定理」「憂いている」など日常で使わない日本語が多いです。そのため、オンライン日本語クラスでは、教科に出てくる日本語を中心に学習しています。 生徒同士の協働学習を目的とした授業を行っており、日本語だけを学ぶのではなく、自分の考えをまとめたり、意見を述べたりと、自分で考えることを重視しています。

○ オンライン日本語クラス

初級(初級の日本語指導が必要な生徒、学校生活を送る上での日本語力が必要な生徒)
中・上級(授業についていくための日本語力が必要な生徒)
担当支援員:2名
実施回数:44回(週3回)
参加生徒数:6名

(2024年12月末時点)

【ある日のオンラインクラスの様子】

17時を過ぎても誰も入室がなかったため、Mさんに「始まってますよ~」とLINEを送信。すぐに「はい!」という返事が来た後、入室してきた。 浮かない表情だったため、どうしたのか尋ねると、履歴書の提出期限が迫っているが、志望動機が書けなくて困っているとのこと。 そのため、この日は志望動機の内容を指導することになった。 講師の問いに少し考えながらも、しっかりと自分の思っていることを伝えられていた。 話しているうちに、最初は浮かない顔だったのが、だんだんと笑顔になってきて、ようやく安心できた様子だった。
オンライン終了後、本事業公式LINEに自分でまとめた志望動機を書いたものを送ってきたので、それを講師とコーディネーターで確認し、講師に少し添削してもらい返送すると、すぐに「本当にありがとうございました!また次もよろしくお願いします!」と返信を送ってきた。本当に素直でいい子だと思う。

支援風景